こんばんは(*'▽')
ここ数日の陽気な毎日に
次々に桜が開き始めております♪
4分咲きといったところでしょうか。
この季節はどうもわくわくして
止みません(笑)
桜といえば佐藤良二さん。
お会いしたことはもちろん御座いませんが、彼を思う時間はとても穏やかな時間です。
「太平洋と日本海を桜のトンネルで結びたい」というなんともロマンチックな夢を実現しようと、名古屋市から金沢市までを結ぶ名金急行線の路線沿いに桜を植え続けた、旧国鉄バスの車掌さんのノンフィクションストーリー。

きっかけは水没地区にあった桜の木の移殖作業の助力。
その桜が名金急行線沿いに移植され、後に見事開花。
その花見見物者の中に、涙ながらにその桜の幹に抱きついていた老夫婦に心動かされ、なんと1966年頃より名金急行線の道路沿いに自身で植樹を始める。
以後、ほとんどの金銭と余暇を苗木の手入れや植樹に費やし、生涯を終えるまでに約2,000本の桜を植えたと言われているロマンにロマンを重ねた日本の誇るべき男性。
あまりの変人っぷりに周りの評価はよくなかったようですが(笑)
数々のメディアに露出。中でも一番の功績と称されているのが国語の教科書に取り上げられたことでしょう。
私も実際、NHKの番組で彼の存在と知ることとなりました。
彼の意志を継ぐべく、没後17年の歳月を経て
1994年には、名古屋城から兼六園までの約250kmを2日がかりで走破する、第1回さくら道国際ネーチャーランが開催されたことでも有名ですね。
現在もこの催事は受け継がれており、今年2018年も4月20日より開催される予定です。
本当に美しいバトン。
1977年、志半ばに47歳という若さで病死となったようですが。彼の人生はただ一言に「かっこいい」
年を重ねるごとに
「人の心を揺さぶるのは人の心」
だと実感いたします。
権力でもなく、お金でもなく、美しい景色でもなく、美味しい料理でもなく。
目に映る事柄に隠された「人間の心」。
良二さんのように純粋な心を持ち
人の心に揺さぶられるような心を持ちたい。
そして、
私も人の「心」を揺さぶれるような
そんな人生を送りたいものです。

佐藤良二さんに敬意を表して。
2018年3月26日