‪かがみの孤城

‪著者 : 辻村深月

辻村さんは、思春期特有の繊細な心理描写が本当にお上手!



学校に馴染めず、世間からはみ出した子供たちが時空を超えた絆に触れる姿に感動した。


まさに“時をかけて”出逢った彼ら。

「願いの鍵」で君を助けたい…最高にメルヘンでした。


“願いごとの持ち腐れ”にならずに済んで良かったと安堵した。




子どもって繊細。


多感な時期だからこそ、周りを気にして、自分を殺して過ごした日々は、きっと誰にだってあって。


“仲が悪くなったわけじゃないと言いながら、自分から謝ったりして、何をされたわけじゃないと言いながらも、相手に反省していることを期待したり
その瞬間瞬間彼が感じた感情はきっとどれもがその通りで、正しいのだ”(p156)



全員がそれぞれの人生を生きているからこそ、生まれる理不尽や葛藤。

大人が単純な敵ではなくなったことで、善意にも正義にも正解はなくなった。

だからこそ皆、迷い続ける。

自分たちはどんな未来を選んでいくべきなのかと。

私たちは、どこかに正解があるという教育をされている。

だから、自分とはちがう世界を見ている人たちに遭遇したとき、苦しくなる。

だけど、そんなものはどこにもないんだということをこの本を通して実感した。



ラストに向かっての畳み掛け、伏線の回収がスピーディで、500ページを超える超大作も一気読み確実!


なんだけど、「問答無用の最高傑作」とまで私は評価はしないかな…。





ファンタジックミステリー。

興味ある方は是非手にとってみて。

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Time waits for no one

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