“太宰治『人間失格』を愛する29歳の葉太。初めての海外、ガイドブックを丸暗記してニューヨーク旅行に臨むが、初日の盗難で無一文になる。間抜けと哀れまれることに耐えられずあくまで平然と振る舞おうとしたことで、旅は一日4ドルの極限生活にー。命がけで「自分」を獲得してゆく青年の格闘が胸を打つ傑作長編。” 『舞台』背面より


今読んでいる本、『舞台』。これはもう過去の自分を見てるかのよう!重なる部分が多い。



ページ86にはこんなことが書かれている。



もちものすべてを盗まれた葉太は…“俺が何をしたっていうんだ。シープ・メドウはどうしても来たかった場所だったんだ。ほんのささやかな夢をかなえるためにここに来て、やっと来て、そして、少しばかりはしゃいだからといって、この仕打ちはひどすぎる。俺のことが嫌いなのか。そうだろう。お前は、俺のことが嫌いなんだ!葉太は、憎んだ。大いなる力を、過去なかったほどに、憎んだ。”



分かる。なにか小さくとも、大きくとも、ネガティブなことが起こると何か見えないもののせいにしてる。ユーミンの♪やさしさに包まれたならで言えば、"小さい頃は神様がいて〜"の神様みたいな存在ね。



はしゃぐとバチが当たるのも、神様的な何かのせい。


きっと本当は、何のせいでもないことで自分が悪かったりすることが多いのよね。



でも、たぶん何かのせいにしないと人間生きていけないと思う。一分一秒起こることがすべて、自分のせいなんて思ってたら、気病む。



その意味で、大いなる力とか、見えない何かの存在って良い理由づけになるし、使い勝手いいのよね。



きっと生きるための必須アイテムなのよ、大いなる力。



“目に映るすべてのことは〜メッセージ〜"ってこと。



よしユーミン聴こ。

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