平日の昼間に、駅周辺を歩く3人のおばさま(50代くらい)を見た。半袖のシャツにスカート、パンプスの制服姿から、彼女たちは職場仲間で、これからランチに行くのだと分かる。
程よい背中の厚みと、むくんだ足首とふくらはぎ。カールのかかったショートヘア。3人の後ろ姿を見ていたら、なんかすごく良いなと強く思い、写真を撮らずにはいられなかった。(この投稿につけた写真ではありません)
何があんなに私を惹きつけたのだろう、と考えていたら、彼女たちの姿からは生活感を感じたからだと気がついた。
生活感というのも、具体的な暮らしの何かではない。なんというか、女性、主婦、母、会社員とか、いろんな顔を持っている感じ。学生時代を過ごして、働いて、結婚や子育てなどを経ておばさんになったのではないかと思わせるような。
まだ20代の私は、自分の将来が想像できない。たとえば今後10年の間に自分が結婚して子供を産むかもしれないことも、イメージが浮かばない。体力も食欲もあるし、幸いまだシミはない(はず)今は、自分がどんなおばさんになるかも分からない。ただ、何が起ころうとも起こらなくとも、歳はとる。
おばさまたちを見て、その人の生き様は歳を重ねるにつれて色々なところに表れると思った。だからこそ、今この時間も、ちゃんと生きることが大切だ。よく食べて、よく運動して、よく遊んで、よく働く。30年後、このブログを見た私が笑顔でありますように。
