
私にとって夏といえば"back number"だし
"back number"といえば夏だった。
今隣にいる人は"back number"といえば冬らしい
私がなんで夏と思うのか気になっていたけど
誤魔化して話さなかった
過去の事なんて話しても今の人には
良いように映らないから。
そう、どうにもならなかったあの子が
back numberが大好きだった
お互い高校生の頃、あの子にとって
"わたがし"に出てくるような
女の子でありたかったし
あの子にとって"高嶺の花子さん"に出てくる
女の子のような存在でいたかったからだ
夏祭りで会った時は写真を撮ったことも
覚えている。もちろん夏
私が20歳で横浜に行ってあの子がまだ
大学2年生だった時
"チェックのワンピース"が好きだと教えてくれた
どうにもならなかったからこそ
私にとってのメッセージなんじゃないかと
勝手に思っていた
僕ならもう大丈夫だ と
言われている気持ちになった。
まだ洗濯機がきてなくて慣れない街の坂道を
コインランドリーに行った帰りに登っていて
その時に聞いた
覚えている
暑かった。
なんとなくあの子だから
back numberをなんで、どこが、どう
好きなのかも分かる気がする
どうにもならなかったからこそ
全部、気がするだけだけど。
結局今隣にいる人は
同じような空気感のあの子のようではなく
全く真逆の新しい空気の人だ
どちらが良いとか悪いとかじゃなくて
結果がそうだったよって話
だから私は夏になるとback numberを聴くし
その理由はもうこの先話さないと思う。
前にも書いたかもしれないけど
私は思い出と音楽がいつもセットで
同じ音楽をずっとずっと聴き続けることは
その思い出が誰かの前で思い出しても
聴ける時じゃないと
きっと自分の世界に入ってしまう