
Cape Town大学、2017年9月。
南アフリカの大学の結果が出てからもう4日。
日本への帰る飛行機も予約して、落ち着いてきたので、南アフリカの大学に受かるまでに起きた奇跡を書き留めていく。
5年間の奇跡なので長くなります。
始まりは、2016年。
高校2年生。大学進学を考え始めたとき、日本は嫌だと思った。
というのも、大好きな母校はインターナショナルスクール。
6年間でクラスメイトや先輩後輩からいろんな文化と感性を学び、みんなの視野の広さが大好きで毎日が学びだった。
「文化」というのが、私の中ではキーワードかもしれない。
色んな文化と個性が混ざり合う瞬間が大好き。
そんな自分が日本で、日本という狭い視野の中で生きていけるのか。
なんか違うなあ、と思っていたときに思いついた海外進学。
アメリカを1番最初に思いついたけれど、学費がとんでもない。
東南アジアは安定の選択肢だったけれど、丁度その頃フィリピン大学生をしていた先輩があんまり楽しくなさそうだった。(今思うと若い単純な考え!)
そんなときに父に知り合いのAtsukoさんを紹介してもらった。
Atsukoさんは南アフリカで1年間留学していたことがあり、お話してくださった多文化国家の南アフリカは、私の理想の国そのものだった。
そこから私の英語力を考慮して、とりあえず南アフリカで語学学校に行くことに。
今思うとすごいねんけど、留学会社も通さず自分で学校を見つけて連絡をとって、飛行機もとって高校を卒業して2週間で移住。
(この時から両親は、全て私に任せてくれていたのでエージェントという存在すら知らなかった)
2017年3月。
南アフリカに初めて着いたとき、
英語も話せない
知り合いもいない
どれくらい安全なのかも掴めない(南アは犯罪率が高い)
なのに、飛行機から降りて、南アフリカの空気を吸った瞬間、まるで故郷に帰ってきたような気持ちになって嬉しくて涙が出た。
3ヶ月の滞在予定を、大好きすぎて勝手にビザを延長して6ヶ月にした。
(ママ、パパ、こんな娘を応援してくれてありがとう。)
(英語も拙い中で、また自分の力だけでビザを更新したので色々問題は起こったけど・・この話はまたいつか。)
南アフリカの6ヶ月間で正直英語力はかなり伸びた。
エージェントを通さなかったおかげで、学校に日本人が1人もいなかったのが1番の要因。
(6ヶ月で片手で数えられるほどの日本人にしか会わなかった!)
半年で、下から2番目のクラス(A2)から、最後には1番上のクラス(Advanced)にいた。
壁、冷蔵庫、鏡、部屋中の目につくところに、その日学んだ知らない英単語を付箋に書いて貼っていた。
それでも、日常会話はある程度できるようになったけど、大学に行けるほどではなかった。
2017年6月。