久しぶりに会った祖父母は、また少し小さくなっていた。しかし変わらぬ大きな愛で私を迎え入れてくれた。

少し前に「お墓を作りました」と連絡があって、それを見にいくことになったのだ。


周りの空気を和ませる繊細な気遣いと、こだわりを大事に抱えて、押し付けない祖父らしいお墓だった。

「どう?」と嬉しそうに聞いてくる姿がすごく穏やかで、温かったので私も素直に「素敵だよ」と答えた。「そう?」とニンマリ笑ってた。


もう1人の祖父には以前「遺影を撮ってくれ」と頼まれた。


死はじわじわと近づいてて、突然にそれを自覚させてくる。

もうこの空っぽの状態のお墓に来ることはないだろうし、スーツ姿の祖父の写真を見たらイヤイヤ撮影したあの時を思い出すのだろう。

私を置いていかないで。と心から思ってる。私を置いていかないで。声には出ないけど思ってる。


別れ際祖父は私の腕を掴んで、強く握ってきた。ここにお互いが存在することを確かめるような動作だった。こんなことは今までなかった。死を意識することは、生を感じることでもあるのだろう。

おじいちゃん、私はあなたの血を継ぐ人間に生まれて幸せです。


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