まばらながら人が行き交う
それぞれがそれぞれの方向を向いて歩いて
耳をすますと靴の音が
タップダンスみたいに愉快に聞こえてくる
色とりどり身にまとって
「あの人なんかいいことあったのかなぁ
めっちゃいい笑顔ですって伝えたい。」
「今日何食べよー。」
「わぁ、あの人お洒落。ステキ!」
「雨上がりにルンルンするような曲の気分だな、こりゃ。」

ここで待ち合わせをして
時計が見える位置だと
別に何かあるわけでもないのに
ドキドキしてしまう
なんなんだろう、あの鼓動の感覚。
待ち合わせって言葉自体、スペシャルなんだなと感じる。
こんなご時世だからか
○○食べたい!よっしゃ行こ!!って昔からお互い知り尽くしている相手ですら
変に改まる感じが緊張に変わって
来るまで余計にジリジリ感じるから
柱で隠れて時刻が見えないような場所を探す。笑
時間に追われては楽しくないしね。
有限だから、こそ、勿体ぶることもなく
『その時』を本気で楽しんだら もう最強よ。
人生後悔なしだと思う。