ここ10日くらい実家の犬の体調が急に悪くなってしまって、でも、どうにか持ち堪えてくれた
いつも元気だったから悪くなるところが全く想像つかなくて全然何も手につかなかった
寝る前に母から車の助手席の窓から一生懸命に外を見ている写真が送られてきて、それを見た瞬間に涙がどんどん出てきてしまった
動物は「飼う」という言い方をする
確かにごはんをあげたり飲み物をあげたりそういうことは飼うことだけれど、うちに居てくれている、と私は思っているから、これからも出来るだけ長くうちに居てほしい
それは、あの子にとって幸せかわからないけれど多分、幸せに思ってくれているんだろうと私たち家族に向けてくれる表情を見て思う
私が人生で出会った中で誰よりも性格が良い
私の分の寿命もあげたい 本当にあげたい
歩いているときの自分の横を通り抜ける風から
自分のシャンプーのにおいがして、
今年も梅雨が近くなってきていると感じる
鼻が悪くて、こういうときしかにおいが分らない 6月になってしまった
好きな人がいなくなってしまって
もう3回目の夏になる
なんかもう一生好きな人なんて現れないんじゃないかと思う
好きと好きだったは別々にするには少し難しくて、一緒にするにはかなり違和感があった
だからこれからもきっと時々好きだった季節のことを考えて、今頃、とか思うんだと思う
どこが好きだったか分からなくなることは
私はないだろうと思う 何をどう思い返しても、
本当に好きな人だった
自分でそうしておきながら、
ここに置いてきた文章たちが誰かの目に止まることを怖く思う 私にとってごみ箱のような気持ちでこの日記をつけていたから、捨てるための言葉を伝えるための言葉と受け取られると、そこに批判や意見が来て、私はきっとそれに疲れる
伝えるための言葉ではなかったから、
流すように読んでほしいなあと願う
いつまでも知られることは怖いし恥ずかしい
だから私はずっとこんなままで、
選んで選んで本当に減らしてきた大事なものさえ手の中からこぼれ落ちてしまう
私はいつも来世に期待しているけれど
私はとりあえず今世を生きているもんなあ、と思い直してインターネットの海に好きな歌の歌詞をタイトルにつけたこの日記を放った
何も忘れたくないし、全部覚えておきたい
一生に一回を、私が私にあげられると良いなあ
早くアニメイト行きたい