大学3年終わりの春休み、タイを一人旅した。

当時、その魅力に取りつかれ、いつか住んでみたいと思った。

タイミングといろいろなご縁に恵まれ、タイで暮らし始めて1年2ヶ月が経とうとしている。



言うまでもないが、私が今見て、感じているタイは、タイのすべてではない。期間限定の「よそ者」には決して理解できない、どうしようもない現実がひしめき合っている。

タイは世界一の格差社会であり、国の富の67%を1%の富裕層が所持していると言われる。最近は、街を歩いていても、その事実を目の当たりにすることが多くなった。

閉店を余儀なくされて空っぽになった飲食店、物乞いをする人、家がなくなり、路頭を彷徨う人、公園で暮らす人。

バンコクでもこうなのに、タイの東北部や南の方の人たちはどうだろう。考えただけでも胸が痛い。



仕事でタイに来る直前、タイ北部の山岳少数民族の方々と共に暮らしながら、道路を作ったことがある。

たった10日ほどだったが、「私は絶対にこの人たちのことを忘れてはいけない」と強く感じたことを今でも憶えている。彼らには市民権がなく、パスポートもなければ、国の補償もほとんど行き届かない。

そんな状況の中でも、彼らはいつも笑顔を絶やさず、「今」を懸命に生きていた。



3年間という期限付きの日々。タイに対しても、日本に対しても中途半端、逆に言えば両方の国のことが客観的に見える今だからこそ、できることがあるのではないか。

広く言えば、人生という大きな流れの中で、広大な世界の中で、ちっぽけな自分の存在を何に使っていきたいのか。



自分が今できることは、世界に目を向けられるような子どもたちを育てていくこと。

タイを好きになって、将来、タイの社会格差や環境問題に目を向けられるような。

世界は美しいばかりではないことを。でもとても美しく、豊かなことを。



今は、「種まき」に全力投球したい。そのための環境は、自分が勉強して、わかりやすいように整えていきたいと思っている。




芽が出るには時間がかかるかもしれないし、もしかしたら芽が出ないかもしれない。でも、地道にやるしかない。それが、今できる私なりの「期間限定」の国際協力だから。

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