
観たい映画リストには入れてた。
だから観たよ。
けど、始まってもそんな期待してなかった。
けど、お昼寝は結局しなくて。
寧子と同じような状況にあったことがあるから
「ありゃ、こんなに第三者から見ると痛い感じだったのか」
とか
スーパーでのお使いとかウォシュレットの件があまりにも経験したことがあることで。
「わたしはわたしとは別れられない!」
ってわかるわかるわかるよって。
観終わった後に何度も何度も反芻して何度も咀嚼し直すような
そんな結局好きな映画だった。
小説は全く受け付けなかったのに観終わった後、本谷有希子さん原作と
知って勝手に「やられたぜ!」って思った。
言葉ではうまく伝えられないような、小さい頃どこかで見たあの光景の
ように色やにおいや風がずっと忘れられないあの場面ってあるよね。
それを自分の中に持っているだけで自分になれるようなそんなこと。