星野源とPUNPEEが「さらしもの」という楽曲を作るにあたって、

「PUNPEEくんが『源さんの今思っていること、なんでもいいので話してください』と言ってきた。」という話を読んだ。私がしたいのはこれだ!と思った。何かを生むまでとは言わないが、似た温度の気持ちを持った相手と、何かを生み出せる力を持つ話をしたい。私は今とても苦しいのだと訴えたいのだと。


だから「言葉」という相手に、この気持ちをぶつけることにした。

今から書く「言葉」は皆、今の自分が思っていることー、つまり独り言である。



仕事終わりの車内、ドアを開けて乗り込んだ時の温度が外よりも低く感じて、乗り込むのをやめた。再びドアを閉めながら、不規則な生活の中に存在した言葉たちを振り返ろうとした。しかし、うまく思い出せなかった。

自分が生活を大事にできているのか、不安になった。今の自分を客観視して、「日々を大事にできているのか?」「一日一日をしっかり生きれているのか?」と、自分に問う。しかし、分からなかった。

思い出せなかった、分からなかった、そんな曖昧な答えしか出ない自分に、不安と怒り、情けなさしか抱けなかった。たまらない嫌悪感に、今すぐここで”自分”という皮を破り捨て、筋肉と骨と血と臓器をそれぞれバラバラにし、記憶や思い出、知識や価値観、全てゼロにしたかった。

そう思うことにさえも、たまらない気持ちになった。

この悪循環、考えても考えても辿り着く答えは同じなループを忘れようと、そこでようやく車内に乗り込んで、あまりの寒さに現実へと転換させられる。寒い寒い、さっさと暖房をつけて、家に帰ろう。猫に触れて、眠る前の母と妹の顔を見て、温かい湯船に浸かり、本を読んで、音楽を聴きながら眠ろう。気持ちは一度に現実へ。


<ああ 夜が怖いなら いつでもここにいるよ 君の話を聞くことがただ ただ 朝を焦がす>


車を運転しながらかかる音楽が、”自分”の中にある筋肉と骨と血と臓器を元の位置に戻して、ゆっくりと皮を繋いでゆく。再び流れる血の音が、音楽を超えて聞こえてきそうなくらいの勢いを増して。単純だね、結局音楽一つで元通りだよ。ふざけんなよ。音楽に救われただなんて、簡単に言うなよ。



ようやく家路について、眠りに着くとこにまで至る。

イヤホンを耳に着けているのに、特に何も流すことなく携帯を操作しているから、自分の心臓音がよく聞こえる。際立って聞こえる。

BPMにして80-90くらい。眠る前だからちょっと遅い。先程流れ出した血液が、全身へと巡っていくのを意識する。

一日の最後に何か一曲と、音楽を再生した。


<ああ 朝が怖いなら いつでもここにいるよ 君と話をすることがただ ただ 夜更けを ああ夜が怖いなら いつでもここにいるよ 君の話を聞くことがただ ただ 朝を焦がす>


私は音楽に救われていて、音楽に想うことに嘘はつけず、音楽一つで生活を大事にしようと思わされるのだと、そう思いながら眠りについた。




色々書いています

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