まぁ当然これもまた男性を好きになれない理由のひとつだというのは想定するに容易いし、そうなんだろう。
でもそれはわかっていたから、いいんだ。
いいんだけど、まさか昨日あんな形でフラッシュバックするとは思わなかった。
正直、もう名前(あとから警察に聞かされた)も覚えていないし、見れば思い出すとは思うけど顔もそらでは思い出せない。
そんな私が恋だなんて。
気持ち悪い。
…と、咄嗟に思ってしまうわけで、この発想がそもそもトラウマ脱却を妨害しているのはわかっているけど、すぐにそう思ってしまうのだ。
前途多難すぎない?
自覚したくないよー。
ただただ怖い。
ねぇみんなどうやって、「私はこの人が好き」って自信をもつの?
じゃあもう今は目をつぶって、知らない、気づかない、わからないふりをして、一緒にいる時間を楽しめばいっか。
好きとか好きじゃないとかめんどくさいし、やってらんない。
っていうのがちょっと前、具体的には一昨日くらいまでの私。
昨日のトラウマフラッシュバック事件で、あー私はたぶんこういうのを逐一向き合っていかないといけないんだ、となんだか思ってしまったのだ。
私が言うんだから、私は実践しないといけないよね、っていう。
さーて、どうしようかな。
もう自覚して、すぐに諦めて、ほかに白馬の王子様を夢見ようか。
今の私にはそれが楽だけど、それって全然向き合ってないよね~。
最近『愛がなんだ』を読んでいるんだけど、山田テルコはどうしてあんなにもがむしゃらに、猪突猛進的に、そして妄信的にマモちゃんを好きになれるのだろうか。
マモちゃんはずっと歯牙にもかけない様子なのに。
ああ苦痛。
レ・クツール。
スタンダールによると、恋という結晶作用が起きるには7つの段階を経るらしいわよ。
1:感嘆…相手の魅力にときめく
2:自問…彼にキスされたらどんなだろう、みたいな妄想
3:希望…彼も私を好きかも、と思ったり、逆に些細なことで不安になったり
4:恋の発生…彼とできるだけ一緒にいたい、五感で彼を感じたい
5:第一の結晶作用…恋は盲目第1期
6:疑惑…彼は本当に私を好きなの?と具体的な証拠を欲しがる
7:第二の結晶作用…6を乗り越え、恋は盲目第2期
でもこれだと私1も2も3もすっとばして4ってことになるなー、じゃあやっぱり違うのかなー、これはただ単純に友だちとして好きなのかもなー。
ってなった。
逃げですね、はい。
なんかまぁちょっとずつ…向き合って、いけたら、いい、よ、ね…。
なんだ、このオチ。
こないだ書いてすっきりしたから言語化してみたけど、結局頭の中まとまっていないから全然すっきりせんわ。