ご飯を食べていると時々思い出すあの記憶。中学生の頃、体育祭前で大玉送りの練習をしていた。全校生徒参加の競技だから私たち下級生は大玉の道を作るためにしゃがむ人、上級生の背が高い人が外側の壁を作る人だった。私たちは必死に頭を下げて大玉が来るのを待っていた。しかし玉がこない。なんだか壁を作る先輩たちがざわざわしている。私はルールを破り頭を上げて立ち上がってしまった。そしたらなんと、大玉が逆流をしている。あっちにいくはずの玉が、こっちにきている。き、きた。私はバドミントンをずっとやっていたので、ほぼ本能的に玉を打つように跳ね返した。周りからどよめきが起こるのと同時に、玉はお利口さんに元の流れに戻っていった。そしてその場のヒロインに私はなった。(しかしながら、これは練習である。)話したことのない先輩たちにも褒めてもらえた、私の学生時代の功績の1つだ。思い出すたびにあれは良くやった!と心の中でガッツポーズをしている。

しかし、一体誰がこれを覚えてくれているのだろう。思い出してくれるのだろう。と宙ぶらりんな気持ちになる。凄いことじゃなくていい、くだらないことでいい、ふと思い出して欲しい。人生という長い道のりの中でほんの少しの時間を共有したあなたは元気ですか?私は元気でやっています。あの、大玉送りで青団をピンチから救った女の子と思い出してくれていたらいいな。



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