数年前に話題になった女性起業家、Sophia Amoruso と彼女の著書『#GIRLBOSS』。この本がベストセラーとなっていた2014年、20歳のわたしは、まさにアメリカのオハイオ州で留学をしていた。そしてこの本は、わたしが初めてアメリカで手にした本だった。ブランドコミュニケーションプランナーとして、グローバルチームと働くようになるまでに、様々なターニングポイントがあったけれど、この本が「出発点」と言えると思う。

『#GIRLBOSS』-Sophia Amoruso

  この本を手にした当時は、全く英語を話すことができなくて、スターバックスでドリンクを注文することすら大きなチャレンジのように感じていた。本を読み返すと、”Badass”とか ”Screaming” とか、スラングや高校生でもわかるような単語にルビが振ってあって笑ってしまう。仕事ではグローバルプロジェクトに関わるようになって、もはや英語を話せなかったころが思い出せないけれど、こうやって見返すと、「自分はよくここまでやってきたな」と純粋に誇らしい。

記念すべき1ページ目のメモ

  『#GIRLBOSS』は、ビジネス本でも自叙伝でもない。Sophia自身の今までの人生からの学びを共有して、自分らしい#GIRLBOSSな生き方をするヒントを見つけられるような内容になっている。この本の中には、わたしのような反骨精神に満ちた20代の学生にとって、グッとくる言葉がいくつも散りばめられていた。


  わたしがどんな学生だったかをサクッと説明しておこう。地方の公立高校を出て日本の私立大学に通っていた。そこそこ大きな大学で、周りの人の生い立ちや社会のルールが、高校までとはまったく違った。明らかに自分とは違う英才教育をうけ、違う世界で生きてきたような同世代の人々と肩を並べなきゃいけないなんて不公平だと思った。どうしても埋められない差に、やり場のないどうしようもない悔しさも感じた。

  「どんなに時間がかかっても、自分は自分にしか行けない場所にいく」それが、その時のわたしのモットーのようだった。


  #GIRLBOSSは、そんな想いでアメリカに渡ったわたしにとってはバイブルみたいな本だった。学歴でも名声でもなく、パッションと努力の積み重ねを原動力に、世界が注目する起業家に名を連ねるまでになり、世界中のBossたちにインスピレーションを与える存在となった彼女のストーリーは、わたしに勇気をくれた。なかでも、印象的な言葉をいくつか引用しようと思う。


好きな箇所にはマークする派
Most people don’t land their dream job right out of the gate, which mean we all have to start somewhere

  誰だって、初めから夢の仕事に就くわけではない。誰もが、どこからか始めなくてはいけない。どうしたら世界を飛び回るような仕事ができるか随分考えたけど、結局まずは何かをやってみるしかないってよくわかった。

You can’t expect the world to read your mind. 

  手にしたいものがあったら、声に出して言わなきゃ誰も察してはくれない。誰かがお膳立てをしてくれるのを待っていては、一生チャンスはこない。自分で責任持って発信して、自分で行動しなきゃいけない。当たり前のことだけど、一歩踏み出す前は、意外と気づかないことだと思う。

You have to kick people out of your head as forcefully as you’d kick someone out of your house if you didn’t want them to be there. 

  自分の環境は自分で整える。ネガティブなインパクトを与えるものは、自分の周りに置いておく必要は決してない。そしてポジティブな人やことにフォーカスすることと同じくらい、自分が誰かにとってポジティブであることはとっても重要。そうでないと、みんなが自分から離れていってしまう。

When you accept yourself, it’s surprising how much other people will accept you, too.  

  自分を受け入れることは、難しい時もある。ダメな部分とか、弱いところに向き合って認めるのはエネルギーもいる。でも、受け入れてしまうと意外と人は助けてくれる。強がったり、偽ったりしていても、ただみんなが疲れるだけだ。受け入れてこそ、成長につながるものだ。

A cover letter can connect dots between where you’d been, where you are, and where you’re trying to go. 

  「カバーレター(履歴書送り状みたいなもの)は、あなたがいた場所、いる場所、これからいく場所を繋げてくれる。」この言葉に後押しされて、わたしは今の会社に履歴書を送った。学生だったし、新卒採用はしていなかったけど、どうしてもラブレターを届けたくて一生懸命書いた。それがインターシップとしての採用につながって、正社員の2年目の今がある。本気でやりたいことがあって、一緒に何かを成し遂げたいなら、ちゃんと書いて伝えなきゃいけない。


  挙げ出したらキリがない! とにかく、この本がわたしに教えてくれたのは「わたしの人生の主人公はわたしでいい」ってこと。自己中でいいってこと。何かを手にするには、そのために行動を起こさないと始まらないこと。そして行動を起こすのに、スキルや教育は必ずしも必要ないこと。


  今日もわたしは、#GIRLBOSSとしてキャリアを重ねている。毎日が大事な一歩を踏み出すチャンスだ。自分の人生でBossになれるのは、自分だけだ。自分の感情や情熱をマネージできなければ、なにも形にならないまま人生は終わってしまう。

  久しぶりに読み返して、またエネルギーが湧いてきた。恐れずに、突き進んでいこう。




< Book Info >

『#GIRLBOSS』Sophia Amoruso (英語)

  Nat的よみやすさ度 ★★★★ |スラングや話し言葉が得意な人はスラスラ読めるはず。写真や、年表、イラストもかわいいから、初めて洋書にチャレンジする人にもおすすめです。読んだことないけれど、ワークブックや日本語版も出ているので気になる人はチェック🗒


『#GIRLBOSS Workbook』Sophia Amoruso (英語)

『#GIRLBOSS』ソフィア・アモルーソ (日本語)

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○ ブランドコミュニケーションプランナー
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△ フェミニスト
◻︎ 本
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