選挙行きましたか? 「もちろん」という人も「色々あってちょっと、」という人もいるでしょう。投票率を見て、わたしはとても悲しくなりました。選挙に行けないことがどれだけ残念なことか、選挙に行かないことがどれだけダサいことか、伝えなくてはと思ったのです。


  選挙は政治のためのもではない。選挙はあなたの人生のことだと思うのです。わたしは大学で政治学を学びましたが、そこでは、わたしの「一票」がどこから来たのかは教えてくれませんでした。わたしの「一票」の尊さを伝えてくれた人はいませんでした。


  教えてくれたのは、ロンドンで手に取った一冊の本『Things A Bright Girl Can Do』(Sally Nicholls 著) でした。まだ女性に参政権が無かった20世紀初期のイギリスで、女性の参政権獲得のために命や人生をかけた様々の女性たちを描いた物語です。

『Things A Bright Girl Can Do』

  登場するすべての女性たちは、生い立ちも階級も違えば、年齢、そして立場も違います。家族関係のせいで、後ろめたい気持ちでデモ行進に参加する女性もいれば、男性の服を着て警官と最後まで戦う女性もいる。逮捕され、獄中にいれられてもハンガーストライキをして対抗する女性もいる。


  なぜ何かを犠牲にしてまで、参政権が必要なのか。なぜなら、女性に参政権がない社会とは、女性の意思や意見が見向きもされない社会だからだ。社会ニーズが生む仕事はすべて男性のもので、女性はお金を稼ぐことができない社会だからだ。男性と生きなければ、食べることもできない社会だからだ。男性が死んだり去ったりすれば、残された子どもすら養えない社会だだからだ。そしてそんな状況でも、街角以外で声をあげられる場所もないからだ。


  参政権のために血を流し、後ろ指をさされねばならぬ人が、かつていたんだ。私たち女性が、こうして今、好きなことを言って好きなこと仕事ができるのは、声を上げる権利のために闘って、勝ち取った人がいるからだ。


  この感覚って、「一票は大事なのでちゃんと選挙に行きましょう」っていうのでは伝わらない。選挙がない社会とは、投票権がない社会とはどんなものか想像力を働かせないと、わからない感覚だと思う。


  この本を読むと、言葉だけじゃない一票の重みと責任がよくわかる。もしも英語はムリという人は、同じ題材の映画や日本語の本もあるみたいだから、そこから始めてみてはどうだろうか。

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