「俺たちさ、」

群馬と東京。二年目の遠距離。

だけどその電話に距離はあまりなくて、まるで真正面に座って話しているかのようなテンションだった。

「俺たちさ、ライヴに行くのやめたら、一年間で30万近く貯金できてるよね」

「本当にそうだね(笑)」

二年目の遠距離。交際六年目。

私たちはなんて幸せな会話をしているのだろうと、少し自惚れた。

そのあとに彼が言った「あと野球観戦もね」という付け足しには激しく共感した。

「ほんとだよ。あなたは野球に行きすぎ」

ははは、と笑う。深夜だから、疲れているから、若干声のトーンは低いし、お腹を使わない笑い方だったけど。

そして多少の時間も空けずに「今度のあのライヴさ、」と、次のライヴの話をするし、「今日の野球で佐野くんが、」と、次の野球観戦の話をする。ダメだこりゃ、一生30万なんか貯まらないな。(ちなみに佐野くんとは野球選手である)(彼はよく野球選手を”くん”付けする)

でも30万くらい、貯めようとすればすぐ貯まるだろ!

でも現在進行形で行われているライヴや野球は、今しか行けないだろ!

それが俺たち、私たちのテーマでもある。そう言い聞かせるための理論。美談。綺麗事。自己満足。自己肯定.......etc


....俺たち私たち、価値観すげえ合うんだよ、っていう自慢ではなくて。

Charaが<そんな本を読むより恋をしよう>と歌っているのを聴いて、「果たしてそれは本当なのかな?」と疑問視していた。だけど、最近やっとそれが本当だということに気づき始めている。

200km以上離れている距離にいる人と恋愛をしながら、気づくこと、知ることがとても多い。

お互いの共通の趣味は、莫大なお金がかかるけど、貯金よりも体験だ!という価値観があることは、彼から学んだ。

自分が好きだと想う人に学ぶことは、自身の一生のテーマにもなり得る。

それは恋人だけでなく、友達や物事にも当てはまる。


眠る前の、約30分間の電話をしながら、そんなことを考えていた。


色々書いています

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