コンビニで買ったほうじ茶を飲むから、眠る前の口づけは少し渋い味がする。付き合いたての二人はレモン風味の効いた炭酸飲料ばかり好んでいたが、最近はめっきりお茶を好むようになった。だが、お互い歳をとったねなんて言い合ったくせに布団の中で子供のように身を丸くするのは、いかにも矛盾している。

だから私たちはまだ、幼子なのかもしれない。


お昼ご飯を買いに寄ったスーパーへ入ると、緑色のカゴたちがズラリと積み重なっている。横で歩いていた恋人は一瞬だけ早歩きをして、緑色のカゴを一つ取る。そしてそこで私を待つ。私はちょっとだけ遅く、恋人の元へ歩く。買う商品が一つだけだとしても、カゴを取って私を待っていてほしいだなんて、全く贅沢な話である。そして相変わらず買う商品は増えず、お金のない学生のようにケチケチした買い物が続いている。


入浴後の髪の毛は自覚するほどいい匂いだ。高めのシャンプーが買えるようになったから、余計。その匂いを恋人はいつも褒めてくれる。だからこの日、「今から迎えに行くね」というメールに「あと30分待ってほしい」の返信は、かなりがっかりだった。"シャンプーの匂いが消えないうちに〜"と歌った曲を、十代の真ん中でよく聴いていたが、二十代になる直前に激しく共感するとは。いざ迎えに行こうと出ていた家の外でその曲を流すと、吹いた夜風によってシャンプーの匂いが消えてしまいそうだったので、慌てて家の中へ戻った。

色々書いています

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