こんばんは。
PRESS BLOGを楽しんでいる年代は
主に20代ではないだろうか?と躊躇しながらも
30代に突入し2年目、より一層好きなものだけに囲まれていたいと思うようになった私が考える、"私がそれを選ぶ理由、そして付き合い方" について書いていきたい。
"それ"というのは衣食住
つまり生活に纏わる料理やインテリア、雑貨など多々あれど、主に愛してやまない洋服に纏わることがメインになるのは間違いないから、今日は自己紹介も兼ねてタイトルについてお話しさせていただけたらと思います。
それこそ22、3歳くらいまでは
直感も大切にしていたし、好きだと思えば店頭で試着せず買うことも多々あった。
"フリーサイズ" という表記は、飛び抜けて高くも低くもない身長161cmの私にとって身幅も丈も特に申し分なかったし、ピタッと肌に沿うようなシルエットが好きな訳でもなかったので、いわゆる "ゆるさの加減" なんて、どうとでもよかったのです。
23歳になり、マルジェラやリックオウエンス等を扱う店で働き始めてからは、その無頓着さが加速。
元々オーバーサイズが可愛いマルジェラのトップスは、サイズを見なくてもとても可愛く着れたし、リックのサルエルはメンズ物でも腰の紐を絞れば履けた。

それはそれで可愛いに違いなく、ある意味心の動くままにコーディネートしていたこの時期の私は、もしかするとパリジェンヌの意図しないラフなお洒落さのようなものが計算無しにできていたのかもしれない。
転機が訪れたのは24歳。
前職を辞め、いわゆるOL層をターゲットにした百貨店ブランドに接客経験のある即戦力として入社した2日目に起きた。
お客様「あのぉ...試着したいんですけど...
これ7と9どっちがいいですかね?」
私 「えっとですね...(!!?!??)」
当時の私は女性の身体を見てどちらのサイズが適切か分かるどころか、7号と9号がSMLどれに相当するのかさえ全く分かっていなかった。
その日は気付いた上司がフォローしてくれたけれど、販売員として、何より同じ女性として、なんだかとても恥ずかしくなったことは今でも忘れない。
それから私にとって "サイズ" とは
その女性自身の体型を最大限に活かすベースであり、時に理想とする体型を演出する要素であるという位置付けに変わった。
お客様に納得いただけるご提案をする為に、自分で7号と9号を着比べ履き比べ、どこが余り、結果どう見えるのか(太って見える場合もあれば、痩せて見える場合もある)、を考えるようになった。
私にとってサイズ探しへの旅が遂に始まったのです。
30代。
その言葉を聞く年代によっては
いよいよか、であり、まだまだよ、でもある。
でも自分自身はその印を何故か必死に身体に探す。
浮腫がとれない足、ちょっと厚みを増したように思う横から見た姿、お尻周りのお肉...
フリーサイズ感覚を引きずって、
ボトムスは試着するけどトップスはねぇ...
私はずっと36!とマイサイズを信じ込み、他のサイズを初っ端から切り捨てていないだろうか。
大人になり洋服選びに慣れてきたからこその、"わたしの経験則" が良くも悪くも、なんだかなぁを招く。

もし心当たりがある人がいれば
是非この機会に見直してみてほしい。
ブランドによってサイズの規定は驚くほど違うし
1サイズ大きくすることでお肉を拾わず着痩せすることもあれば、それによって余計に膨張することもある。
もし今回見直してみて
シルエットに大した違いがなくても
次試着するアイテムは違うかもしれない。
やっぱりいつものマイサイズがジャストでも
"変わっていない"ということも重要な情報になる。
支払うお金は同じなのに、
もし前後1サイズで何だかいつもと違う自分に会えるとしたら?
「これとこれ、着比べてみたい!」
もっともっとわがままに追求したっていいし、
次こそ驚きがあるんじゃないかといつも期待してやまない。