
何をそんなに生き急いでいるのか
何を突っ走っているのか
頭の片隅にそう感じながら
それに目を向けようとしていない時期があった。
DISPATCHをオープンして何年かは
サロンを忙しくする為に必死だった。
スタッフのみんなも必死に頑張ってくれて
いたけど、
新しいお客様を増やす事。
DISPATCHを有名にして行く事が
スタッフのみんなの為なんだと
私は勝手に想いこんで一人突っ走っていた。
だから毎日が1分、1秒の時間も惜しかった。
そんな時、即入院しないといけないという
病が私を襲った。
疲れている自分にさえ気づいていなかった。
ただベットに横になる日々
生き急いでいた私に
ちょっと待てと
神様がstopをかけてくれたんだろうと
思った。
私はただ一人突っ走っていた。
後ろも振り返らず
横も見ずに
ただただ、一人で突っ走っていた。
足を止める事を忘れてしまっていた。
人は一人じゃない
時には足を止めて
周りをしっかりと見渡さないといけない
一人突っ走っていた時より
足を止めて
しっかり周りを見渡して
時には足並みを揃える
一人突っ走っていた時より
歩く足を止める事を覚えた方が
今まで見えなかったいろんな景色が
見えてくる。
2018.11.19