【前編はこちら】
――『踊ってみた』をはじめてからタレントになるまでの経緯を教えてもらえますか？
「踊ってみた」をやるうちに、ポートレートを撮ってもらうようになって、それから月に１、2回イベントに参加して。
――フリーとして？
そうです。なので全部ひとりでやっていましたね。イベントのときはイベンターさんがいるので出るだけですけど、生誕イベントのときは自分で会場を借りてブッキングして、楽曲の許可をとって、お金の関係のことも全部やりました。めっちゃ大変でした。
ひとりでできることには限界があるな、もっと自分を変えたいなとずっと思っていたんですよ。いよいよそういう気持ちが強くなってきた頃に、今の事務所の方と知り合って、今年の６月からお世話になっています。自分を変えるいい機会だなと思って事務所に入りました。
――『CHEERZ』と『アー写.com』2部門で1位の快挙。数字を伸ばすために自分なりにしたことはどんなことですか？
CHEERZの場合でいうと、他の子たちは写真＋一言でおしまいっていうパターンが多いんですけど、私は読み応えのある投稿を心がけたり、みんなのCHEERがたまったかなあという頃合いを見計らって投稿したり、結構考えて投稿していました。
見て下さる方がCHEERZをやっていてよかったと思ってもらえるように、ここでしか見られない、読めないようなロケの日記をなるべくあげてみたり。
――マメですね。
手を抜こうと思えばどこまでも抜けるところだからこそ、逆に。写真を何枚も貼って動画も貼って、文字も載せられるギリギリまで書いたり（笑）。
応援する人って頑張っている人を応援したいと思うんです。普段はSNS放置で、応援が必要なときだけ「投票してください」と呼びかけたり、「病んでいるから投票してください」っていうのは違うと思うんですよ。
自分ががんばって、その対価をもらう、常にWIN-WINじゃなきゃいけないなって思ってやっています。
――自分の性格を一言であらわすと？
面倒臭がりかもしれない。好きなことは別なので、Twitterの投稿とかは息を吸うようにやれるんですけど、そうじゃないことがなかなか…。
「やらなきゃなあ」ってことは渋々やるんで結構先送りにしていることも多いです。たとえば家電を買うとか。大学１年生のときにテレビがなくて、買わなきゃ買わなきゃと思いつつ、1年半が経過…。見かねたお母さんが、３カ月くらい前にテレビは買ってくれたんですけど、テレビをつなぐ線を入手するまでにさらに３カ月かかりました。
――学校にタレント活動にSNS更新と多忙な十味さんですが“癒し”はなんですか？
ちっちゃいことに幸せを感じていてそれが癒しです。
たとえばすごく頑張って疲れた日には、ジンジャエールをお風呂の中で飲める幸せを味わいます。まず、お風呂をためるということが私にとってはちょっと贅沢なんです。「お風呂を今日はためんで〜♪」みたいな感じでルンルンでお湯をためて、開封したてのジンジャエールを氷の入ったグラスに注ぐ。で、ぬるめのお湯につかりながらアニメをまったり観る。
これで十分癒されます。
ダメ押しに蒸気でホットアイマスクをして寝られたら最高ですね。明日からもまた頑張れます！
――まだ十味さん以外のファイナリストは発表されていませんが、ミスiDに挑戦して良かったことはありますか？
こういうサバイバル系のオーディションを受けたことがなかったので、これまではファンの方が応援して下さることに触れられる機会は、Twitterのファボ数、リツイート数、リプ数くらいでした。
今回ミスiDに参加したことで、私の告知に応えてくれて投票してくれる人がいる、へこんでいるときも「がんばって」と言ってくれる人がいる、ついてきてくれる人たちがこんなにもいるんだということが実感できました。
それが本当にやってよかったと思うことですね。それと、マキシマム ザ フナタンという友達ができました。今一番仲良いのはフナタンかもしれない♡
――明日のミスiD発表イベントへの意気込みをどうぞ！
最初は、ミスiDに挑戦していく姿を通して私の内面を知ってもらいたい、女の子のファンをもっと増やしたいという自分のレベルアップが目的でした。
なので結果よりも過程を大事にしていたんですが、こんなにも大勢の人が応援してくれて支えてくれていることを知った今は、期待に応えたいという気持ちでいっぱいです。
もはや自分の満足だけの話ではない、という気持ちも強いので絶対グランプリをとりたいです。そして、「賞がとれました、みんなのおかげです」と言いたいです。
profile
十味（とーみ）
ミスiD2019。1999年2月8日生まれ（19歳）／150cm ／グラビア、タレントとぼっち女子大生
PHOTO / CHIAKI KATO
HAIR&MAKE-UP / MAYUKO ASADA
TEXT / MIDORI SASAKI
