ミスiD2019の発表が今週末11月17日(土)に迫り、

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今回はミスiD2018ファイナリストの『RIO』をピックアップ💓バーレスク東京で現役活動中ながら、看護師免許を持つ彼女にロングインタビューを行いました。



――RIOさんは看護師免許をお持ちで、ゆくゆくは「精神科の看護師」になりたいとのことですが、「精神科」なのはなぜなんでしょうか?

大学のときの領域別実習で全科を一通り回ったんですけど、その中で精神科の実習が一番やりがいを感じたことが理由です。そのとき受け持ったおばあちゃんが、30年くらい精神科に入院している人だったんですけど、めちゃくちゃ自分の感情に素直で、嫌なことがあれば荒れたり幻覚や妄想が出たり、感じたことすべてを全身でぶつけてくるような患者さんだったんです。傷ついて生きてきたからなのか、人の心の動きにすごく敏感で、口先だけで言っているようなことも嘘だって見抜いちゃうんです。なんでも伝わってしまうからこそこの人とは真剣に向き合わなきゃいけないんだ、そう思いながらお世話をさせてもらって。それはすごく大変なことでもあったんですけど、でも、ずっと関わっているうちに、このおばあちゃんは誰かに認めてもらいたいんじゃないかって思うようになって。それで、実習の最終日にそのおばあちゃんのいいところを50個書いて渡したんです。おばあちゃんが好きだって言っていた、ハイビスカスのお花の写真も添えて。そしたらおばあちゃんが泣いて喜んでくれて。そういうことがあって、人を助けたい、支えたいっていう…自分のやりたいことはここにあるなと思いました、それが大きい理由ですね。



――実習のときにはバーレスクという選択肢はまだなかったんですね。

バーレスクは知っていたし憧れはありましたけど、選択肢には全くなかったですね。ただ、そのときお世話になった精神科のお医者さんに言われたんです。「あなたは人を支える仕事をする前に、一回自分が目立つようなことをしたほうがいい」と。じゃないと患者さんがあなたに憧れちゃうからって。自分が何かで目立つようなことを経験することで、できる看護もちがってくるんじゃないか、というようなことを言っていただいたんですよね。だからバーレスクを選んだわけではないですけど、でも進路に迷ったときにそのアドバイスが背中を押したのは確かです。



――好きな本に『ノルウェイの森』とありましたが、村上春樹さんがお好きなんですか?

村上春樹さんの本は一応全部読んでいますけど、村上春樹さんの作品がすべて好きというよりも『ノルウェイの森』が本として一番好きなんです。好きな作家として誰かひとりを挙げるならば江國香織さんです。



――本はよく読むんですか?

昔からよく読みます。今は眠るためにも読書が必要。ショーのあとってすぐ眠れないんですよ。音楽がガンガン鳴って照明もキラキラしている非日常の空間なので。直後はアドレナリンが出まくっているから、体は疲れているのに目は冴えいて脳はフル回転。その状態を切り替えるために本を読む。本好きといっても、割と同じ本を繰り返し読んでしまう傾向もありますね。音楽もそうなんですけどリピート派なんです。



――リピート本3冊あげるなら?

『ノルウエイの森』と、江國香織さんの『神様のボート』『落下する夕方』。『落下する夕方』の華子さんが大好きなんですよ。明るいけどどこか闇もあるあの感じ。何か自分と同じ匂いがするんですよ華子さんは。



――華子さんは最後、謎の自殺を遂げてしまうけど…。

私は大丈夫です(笑)。でもこのあいだ、バーレスクのオーナーと面談をしたんですけど、そのときに「RIOちゃんに言うことは何もない、でも死なないでね。疲れちゃってある日突然…とかやめてね」と言われてめっちゃ笑いました。たまに人に言われるんですよ「死なないでね」って。死なないです。たくましく生きて、いいおばあちゃんになるので。



――話は少し戻りますが、『ノルウエイの森』のどんなところが好きなんでしょう?

人間のどうしようもない悲しみみたいなところが描かれているところ。あと私、ワタナベくんがめちゃくちゃタイプなんですよ。ああいう根暗な感じの男の子が好きなんです。見た目が派手だからギャル男みたいな人が好きと思われがちなんですけど、どっちかっていったら「世の中のこと何も信じてなくて誰のことも信じていなかったけど、RIOちゃんだけは信じられる」みたいな男の子を私は好きになりがち(笑)。月みたいな人が好きなんです。人に照らされていないと生きていけなさそうな。そういう人って肯定してくれるから。ワタナベくんも全肯定してくれますよね。関わった女の子のこと全部認めて受け入れてくれる。その上で優しい言葉をくれたりする。あれがいい。



――ワタナベくんをとりまく女性キャラクターでいうと、RIOさんは誰タイプ?

緑ちゃんタイプかなとは思うんですけど、多少なり直子みたいなところもありますよね。だから、緑8割、直子2割かな。人間ってそういうものですよね。私は割といろんなことをどうでもいいやって思っているほうなんで、深い闇には落ちないですけど。元からあんまり期待してないから。



――人や物事に期待をしない?

そう、だからあんまり落ち込まないんです。最初から人に全くなんにも期待をしていないし、いいことがあったらいいなとも思っていないから。そういう部分は暗いんです。



――暗いのかな? 平和って感じがしますけどね。受け入れてくれそう。

確かに…。あんまり人の嫌なところは目につかないかもしれない。相当嫌なことをされない限り。それは自分の良いところかなと思ってます。公平に見られるからみんなと仲良くできる。相手に何かを期待していないから、何かあっても裏切られたとも思わないし。まあ、人間そんなものかなと。




――公平に見られる?

それ、なんとなくキーワードなんです。小学校4、5年生の頃、クラスの中心のグループにいたんですけど、そのグループにいると同時にいじめられている子とも一緒にいたんですよ。私、いじめが本当に嫌いで、どうにかしたいと思っていじめられている子と一緒にいたんです。そうしたら、三者面談か何かのときに、先生がお母さんに「まだ小学生なのに、誰にでも公平に接することができる子はなかなかいない」みたいなことを話していて。その言葉がずっと残っていて。この感覚は公平っていうんだ、みたいな。



――それは優しいってことではなくて?

優しいわけではないのかも。ただ気になっちゃうんです。理不尽ないじめを受けている子がいると気になって仕方ない。それはいじめるほうがまちがっていると思うから。だったら私はいじめられて孤立している子と一緒にいようって。中学の頃も、隣のクラスのいじめられている子とごはんを食べたりしていました。気になっちゃうんですよね、どうしても。



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