
私の両親は、理容師。
小さな頃から、自分も理容師になるのが
当たり前だと、思って育ってきた。
しかし、思春期がきて、
親のレールには乗りたくないという感情が芽生え
さらには、理容師だけにはなりたくないと
反抗と言う感情さえも芽生えた時期があった。
しかし、
私は今、理容業界にいて、
理容業界を発展させたいとも、思っている。
あとを継ぐということから
一度逃げ出した私は、
父親のある言葉で、
理容業界に入ることを決断。
当時は、それが親孝行だと思っていました。
親孝行にもなるかも、知れませんが、
私は、この業界へ足を踏み込むことを、
「親の為」
ということにしていたのです。
でも
それはのちに、
自分の甘えであることに気づきます。
誰かの為
と思うことは、
誰かのせい
になってしまいます。
何か、あるときに、
誰かの為
と言う気持ちが、
自分への逃げに、
私の場合はなっていました。
もちろん、
人は誰かの為だからこそ、
最大の力を発揮できるとも思っています。
自分の為だけに、でる力より
誰かの為だからこそ発揮できる力は
自分でも、計り知れない力を出せる。
ただ、
その根底にあるものが
自分の為でなければ、
ずっと自分へ矢を向けることができない。
全ては、
誰のせいでもなく、
環境のせいでもなく、
自分自身の中にあるから。
常に自分に矢を向けれる
自分でありたい。
2018.11.13