「可愛ければ全て解決する」

22時、カーテンを閉め切った部屋

本気でそう、思っているみたいだった


私から見たら充分過ぎるくらい可愛い彼女は

いつだって可愛くなりたいと思っている、らしい


もしもわたしがあの子みたいだったら

きっと 可愛くなりたい とベッドの上で

毛布にうずくまり泣く必要もないし

好きな人にちやほやされてる女の子に

嫉妬することもないのだろう


夢でも見てるかのように遠くを見つめる

きっとあの子はどうしたって

自分に満足できないのだ

愛嬌ばかり振りまいているうちに

見失ってしまった少女はいつまでも

同じ場所に置いてけぼりで、

もうすぐ2度目の冬


あんなやつに惚れたって幸せになれないのは

わかってる、らしい

でもどうしたって忘れられない、らしい


ふーん、そんなものなのかね

なんて彼女の話を興味なさそうに

チョコミント味のお酒を飲みながら聞く


どうやらみんな冬が恋しくておかしくなってしまった

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