
00:48
くっきりと影をつくる程の
まばゆい月の光を浴びながら
いつの間にか眠りに落ちた。
05:58
休日の朝なのに早い時間に
自然と静かに目が覚めた。
空が色付き始めるのを
朝日という優しい光を
どれだけ見ていなかっただろう。
毛布にくるまっている身体は
足の先まであたたかい。
月を見ていたせいで
あけっぱなしのままの窓から
澄み渡ってひんやりとした
秋の空気が
頬にだけ優しくあたる。
モーニングコーヒーを飲むためだけの
ベランダがあればいいのにと願う。
まだ誰も起きてこない
私だけの朝がすき。